日本三名園の一つ『兼六園』。
日本桜名所100選にも選ばれており、桜・梅・紅葉の名所としても知られていますが、冬の「雪吊り」の画像・映像が記憶に残っている方が多いのではないでしょうか?
兼六園という名前は、白川藩の藩主だった松平定信が「宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の六つを兼ね備える名園」と謳った文を元に名付けられており、桂坂口から橋を一本渡れば『金沢城』があります。
そんな兼六園の気になる営業時間・駐車場・アクセス方法などについて紹介していきます。
目次
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兼六園や金沢城など、金沢駅周辺の観光であれば徒歩やバスでも十分ですが、加賀温泉・山中温泉といった周辺の観光スポットも視野に入れる場合はレンタカーが便利でおすすめです。 ※むしろ電車やバスの本数が少なくて不便
レンタカーは金沢駅の周辺はもちろん、小松空港、加賀温泉駅前などの観光スポット周辺の駅などにあり、同じ系列の店舗であれば違う場所にある店舗に乗り捨てる事も出来るのがうれしいポイント。
但し、金沢駅周辺は北陸新幹線が出来た事もあって人気の観光地になっています。その為、レンタカーも当日では空きがない状況が多くなるので事前に予約しておく方が無難です。
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駅探バリューDaysはレンタカーの予約はもちろん割引も受けられ、合わせて周辺のレジャー施設・飲食店・ホテルなどの宿泊施設でも割引を受ける事が出来るので、事前に登録しておく事をおすすめします。
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兼六園は金沢市の中心部にあり、国の特別名勝に指定されている廻遊式の日本庭園で、「水戸の偕楽園」「岡山の後楽園」と並んで『日本三名園』の1つに数えられています。
1583年に初代加賀藩主の前田利家が金沢城に入った事が始まりで、1676年、5代藩主の前田綱紀が自身の別荘を建て、その周囲を庭園化した事で兼六園の歴史が進んでいきます。
その後、何代もの藩主が手を加えながら現在の形になっていきますが殿様の私庭として非公開。それが明治7年に一般公開が始まり、観光地として利用されるようになりました。
現在、周辺には金沢城・石川県立美術館・金沢21世紀美術館・石川県政記念しいのき迎賓館などもあり、金沢の観光スポットの中心地となっています。
1874年(明治7年)から一般公開が開始され24時間開放されていたら兼六園ですが、石の持ち去りや灯篭の破壊などが繰り返され、1976年(昭和51年)からは有料・時間限定で開放されるようになりました。
但し、有料開園時間前の15分前までは無料で開放されています
※現地では車いすの貸し出し(手動・電動)もあります
兼六園のトイレは園内5ヶ所にあり、それぞれに多目的トイレもあります。入場料支払い時に案内図をもらえますが「桂坂口」付近には2ヶ所あるので、混雑時には桂坂口の方へ向かうと良いでしょう。
また、それぞれのトイレは管理もしっかりと行き届いており清潔に保たれています。
兼六園の授乳室は隣にある金沢城の石川門案内所にはありますが、兼六園内には授乳室はありません。また授乳の為の目隠しのあるような建物もない為、授乳ケープ等の持参がおすすめです。
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兼六園そのものには駐車場はありませんが、周辺に有料駐車場が多数あります。その中でも「石川県営兼六駐車場」が近くて収容台数も多いのでおすすめですが料金は割高です。
周辺駐車場については金沢市が駐車場マップを載せているので参考にしてみて下さい。また、金沢駅周辺は当サイトでおすすめしているakippa(あきっぱ)に対応した駐車場が多数あります。
akippa(あきっぱ)で事前に駐車場を予約しておけば終日料金なので時間&金額の心配もない為、兼六園以外の施設をついでに観光したり片町などに移動して食事や買い物を楽しむ事が出来るのでおすすめです。
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兼六園には大きな池が2つあり、その一つが真弓坂口に近い『瓢池(ひさごいけ)』。かつては「蓮池庭」と呼ばれ、兼六園の作庭はここから始まったと言われているそうです。
池の中島には高さ4.1mの塔「海石塔」、もう1つの池「霞ヶ池」から流れ込む高さ6.6mの「翠滝(みどりたき)」、当時のままの姿を残す茶亭「夕顔亭」などがあります。
なかでも翠滝は庭にあるものとは思えない大きな滝で、閑静な兼六園の中で大きな音が聞こえてくるほどの水量があり絶景です。
兼六園内にあるもう一つの池『霞ヶ池』。
兼六園の入場口でもらえるパンフレットの表紙にもなっている池で、庭園全体をバックに絶景を眺める事が出来る一押しのポイントです。
兼六園は桜や梅、松、紅葉、雪吊りなど、四季折々の楽しみ方が出来る観光名所で、霞ヶ池周辺からの絶景は格別なので是非足を運んで体感してみると良いでしょう。
明治記念之標は西南戦争で戦死した郷土出身の将兵を祀った記念碑で、中央には日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の像があります。
銅像は高さ5.5mあり、日本で最初に建てられた銅像だと言われています。
また、「日本武尊像にはハトが寄り付かない」という逸話があり、金沢大学名誉教授の廣瀬幸雄が像の要素を調べる事で「鳥を寄せ付けない合金」を研究し、2003年にイグノーベル賞を受賞しました。
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約20種類、200本の梅が植えられている『梅林』。春になると紅白の花が咲きます。
梅は明治43年の明治百年記念事業として北野天満宮や大宰府などの協力によって、全国の名梅を集めて形成されたもので一見の価値ありです。
兼六園作庭の頃からあった『時雨亭』。廃藩の後に撤去されてしまったそうですが、2000年(平成12年)に復元されました。
時雨亭では有料ですが抹茶や煎茶を楽しむ事が出来ます。
兼六園はもちろん、降雪地方の冬の風物詩『雪吊り』。
写真撮影時は12月初旬だったのでまだ雪は降っていませんでしたが、重い雪から木の枝を守るために施される雪吊りが行われていました。
桜・梅・紅葉などでも全国的に有名な兼六園ですが、個人的には「兼六園と言えば雪吊り」という印象だったので、是非雪の季節に見てみたいものです。
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名古屋から兼六園(金沢)へのアクセス方法は主に車・電車の2通り。
※名古屋中心部から約3時間
名古屋駅から金沢駅までは上記の2通りの方法があり、米原駅まで新幹線を利用する方が割高ですが30分程度早く到着する事が出来ます。
金沢駅からはバスもしくはタクシーで約10分程度で到着します ※名古屋駅から約3時間~3時間30分
兼六園のある石川県金沢市(金沢駅周辺)はもともと観光地でもあった上、北陸新幹線が開通した事によってより一層の観光客で賑わいを見せています。
それもあり、主に金沢駅周辺にはホテルや旅館などの宿泊施設が充実しているので、宿泊しつつ、金沢周辺の観光スポットを巡ってみるのもおすすめです。
北陸新幹線の開通とともにさらなる賑わいを見せる金沢ですが、兼六園はその佇まいや優雅さもあって実際に行ってみると閑静で落ち着いた雰囲気に包まれています。
今回私が遊びに行ったのがちょうど紅葉も終わったタイミングだったのが残念でしたが、冬の風物詩「雪吊り」、その雪吊りが見られる日本の庭園の代表格が兼六園なので行った甲斐がありました。
梅林も含め四季折々の楽しみ方が出来る場所なので、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?