春が終わり暑い夏がやってくるとともに各地で始まってくるのが『夏まつり』。そして『花火大会』。
東海地方の数ある夏まつりの中でも歴史が深く、全国的にも有名なのが「日本最大の藤棚」を有する愛知県津島市の天王川公園で行われる『尾張津島天王祭(おわりつしまてんのうまつり)』。
尾張津島天王祭は室町時代から600有余年の歴史をもつ津島神社の祭礼で、宵祭では600余りの提灯を掲げた5艘のまきわら船が天王川を渡る姿はとても幻想的です。
そんな尾張津島天王祭の開催日・見所・駐車場情報などを紹介していきますので、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
目次
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毎年7月の第4土曜日と翌日の日曜日に開催される『尾張津島天王祭』。
室町時代から続く歴史と伝統のあるお祭りで、毎年多くの来場者で賑わいます(約25万人)。中でも宵祭の600余りの提灯を掲げた5艘のまきわら船が天王川を渡る姿は圧巻です。
また、土曜日の夜に行われる「宵祭」と翌日日曜日に行われる「朝祭」は尾張津島天王祭の車楽舟行事として重要無形民俗文化財に指定され、2016年には「山・鉾・屋台行事」としてユネスコの無形文化遺産に登録されています。
では、尾張津島天王祭の開催日や見所について紹介していきます。
毎年7月の第4土曜・日曜に開催されている『尾張津島天王祭』なので、2019年は7月の第4週の「7月27日(土)、7月28日(日)」に行われます。
ちなみに尾張津島天王祭は大阪天満宮の「天神祭」、広島厳島神社の「管絃祭」と並んで【日本三大川祭り】の一つとされています。
お祭り会場には約250程の屋台が並び、土曜日の「宵祭」では5艘のまきわら船が天王川を漕ぎ渡り、日曜日の「朝祭」では市江車が加わった6艘の能人形を飾った車楽船が古楽を奏でて進みます。
また、市江車からは鉾持10人が川へ飛び込み、布鉾を持って泳ぎ渡って神前に走る姿は圧巻なので是非一度見てみて欲しいと思います。
【20190727追記】
宵祭については、27日(土)20時15分に5艘のまきわら船が半円形の提灯はつけずに出船、朝祭については予定通り28日(日)の9時30分に6艘出船するそうです。
また、天王川公園で行われる花火・水上イベント・露店等については中止になりました。2018年に続き中止で非常に残念ですが、また来年に期待しましょう!
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尾張津島天王祭の見所は何と言っても宵祭で行われる5艘のまきわら船。織田信長や豊臣秀吉も見物したと言われ、600余りの提灯を掲げたまきわら船の姿は幻想的で心奪われます。
宵祭では19:00頃から提灯が灯り始め、21:00頃から天王川を渡り始めます。会場には屋台も多数出店されているのでお祭りの雰囲気を楽しみつつ、川に浮かぶ提灯を灯したまきわら船を優雅に眺めるのも良いでしょう。
また、花火大会とまでは言いませんが、まきわら船の準備が整い次第、約30分毎に花火が打ち上げられます(打ち上げ花火・水上花火を交互に)。
朝祭では5艘のまきわら船からは提灯が外されて朝祭用に姿を変えます。朝祭では囃子方・乗り方衆らが乗船し、奏楽しながら天王川を漕ぎ渡ります。
宵祭・朝祭とそれぞれ楽しみ方は異なりますが、どちらも歴史が深く見応えのある行事なので、余裕があれば二日間とも参加してみるのも良いのではないでしょうか。
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天王川公園のトイレは園内に複数あり、どれも公園によくある普通のトイレの印象ですが多目的トイレも設置されています。
授乳室はないのでケープの持参がおすすめ
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天王川公園のトイレ・授乳室・駐車場情報についてはこちらの記事でも紹介していますので参考にして下さい。
天王川公園へのアクセスはあまり良いとは言えません。『尾張津島天王祭』の開催期間中は駐車場はかなり混雑する為、電車やバスなどの公共交通機関の利用がおすすめです。
尾張津島天王祭の当日は交通規制が敷かれる為、天王川公園の駐車場は利用できませんが、開催期間中は混雑する事が予想される為、周辺に臨時駐車場が開放されます。
天王川公園近辺は道幅も狭く、引き返すのも難しいような道が多いので、車でのお出かけの際には天王川公園に向かわず、迷うことなく臨時駐車場に向かう事をおすすめします。
臨時駐車場は合わせて1500台程度の収容台数がありますが、毎年20万人を超える来場者数を誇るお祭りな上、周辺にコインパーキングもあまりないので、着いたものの停める事が出来ないなんて事も。
そこでおすすめなのが駐車場を事前に予約して利用する事ができる『akippa』というサービス。
TVでもよく紹介されていますが、周辺の企業や個人が駐車場を開放して貸し出すといったもの。値段設定は様々ですが、一日単位での金額設定が大半で、周辺のコインパーキングよりも値段は断然安いです。
私も桜まつりや花火大会の際によく利用しますが、こういった混雑が予想されるイベントへのお出かけの際にはかなり使えるサービスですので、是非試してみて下さい。
夏まつりや花火大会へのお出かけの際、せっかくなのでついでに周辺で食事をしたり、遊園地・水族館・映画館などのテーマパーク等へ遊びに行く事もあるのではないでしょうか?
そういった場合に使える入場料などの割引情報、混雑する人気スポットへのお出かけ時に困る駐車場予約情報などを紹介します。映画館であれば300円~500円引き、遊園地なら入場料50%割引などもあるので本当にお得です。
どれも夏まつりの時期以外でもかなり使えるものになりますので、お出かけ前にチェックしてみて下さい。
TVなどでも取り上げられている、全国各地で使える駐車場予約サービス
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愛知県津島市の天王川公園で毎年7月に行われる『尾張津島天王祭』。
室町時代から続く歴史のある祭りで、織田信長や豊臣秀吉も見物に訪れたと言われるほど。中でも宵祭の提灯を灯したまきわら船の姿は圧巻なので一度は見ておきたいものです。
当日は多くの来場者で混雑する上、周辺道路は規制されている為、極力公共交通機関の利用がおすすめです。