加賀藩主の前田家の居城だった平山城。白漆喰の壁・白い鉛瓦などが特徴的で、2008年には金沢城跡として史跡に指定されています。
土地柄、冬の積雪に耐えられるように軽量の瓦が使われており、また、有事の際には鉄砲の弾に出来るように鉛瓦が使われています。
目次
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兼六園や金沢城など、金沢駅周辺の観光であれば徒歩やバスでも十分ですが、加賀温泉・山中温泉といった周辺の観光スポットも視野に入れる場合はレンタカーが便利でおすすめです。 ※むしろ電車やバスの本数が少なくて不便
レンタカーは金沢駅の周辺はもちろん、小松空港、加賀温泉駅前などの観光スポット周辺の駅などにあり、同じ系列の店舗であれば違う場所にある店舗に乗り捨てる事も出来るのがうれしいポイント。
但し、金沢駅周辺は北陸新幹線が出来た事もあって人気の観光地になっています。その為、レンタカーも当日では空きがない状況が多くなるので事前に予約しておく方が無難です。
そこで、当サイトで紹介している駅探バリューDaysの利用がおすすめ!
駅探バリューDaysはレンタカーの予約はもちろん割引も受けられ、合わせて周辺のレジャー施設・飲食店・ホテルなどの宿泊施設でも割引を受ける事が出来るので、事前に登録しておく事をおすすめします。
駅探バリューDaysについてはこちらの記事で紹介していますので参考にしてみて下さい。
金沢城(金沢城公園)の入園は無料ですが、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門のみ有料となります。
※現地では車いすの貸し出し(手動・電動)もあります
金沢城のトイレは石川門すぐの場所にある『総合案内所』や橋爪門の近くにある『鶴の丸休憩館』など複数あります。また、それぞれ多目的トイレも設置されており、管理も行き届いていてとても清潔です。
金沢城(金沢城公園)の授乳室は『石川門案内所』にあります。但し、園内は非常に広く授乳の為の目隠しのあるような建物もないので、念の為に授乳ケープ等の持参がおすすめです。
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名古屋から金沢城(金沢城公園)へのアクセス方法は主に車・電車の2通り。
※名古屋中心部から約3時間
名古屋駅から金沢駅までは上記の2通りの方法があり、米原駅まで新幹線を利用する方が割高ですが30分程度早く到着する事が出来ます。
金沢駅からはバスもしくはタクシーで約10分程度で到着します ※名古屋駅から約3時間~3時間30分
金沢城(金沢城公園)のある石川県金沢市(金沢駅周辺)はもともと観光地でもあった上、北陸新幹線が開通した事によってより一層の観光客で賑わいを見せています。
それもあり、主に金沢駅周辺にはホテルや旅館などの宿泊施設が充実しているので、宿泊しつつ、金沢周辺の観光スポットを巡ってみるのもおすすめです。
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金沢城そのものには駐車場はありませんが、周辺に有料駐車場が多数あります。その中でも「兼六駐車場」が近くて収容台数も多いのでおすすめですが料金は割高です。
周辺駐車場については金沢市が駐車場マップを載せているので参考にしてみて下さい。また、金沢駅周辺は当サイトでおすすめしているakippa(あきっぱ)に対応した駐車場が多数あります。
akippa(あきっぱ)で事前に駐車場を予約しておけば終日料金なので時間&金額の心配もない為、兼六園以外の施設をついでに観光したり片町などに移動して食事や買い物を楽しむ事が出来るのでおすすめです。
akippa(あきっぱ)についてはこちらで紹介していますので見てみて下さい。
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1583年、前田利家が入城した頃から本格的な城づくりが始まり、1587年にキリシタン大名の高山右近がによって大改造が施されました。
1602年に落雷により天守が焼失。以降、天守の再建はされていない上、1631年・1759年と火災に見舞われ、城のほとんどを焼失してしまいます。
その後も、1808年・1881年に火災に見舞われるという不運(?)の城ですが、2008年には金沢城跡として史跡に登録され、少しずつ復元されています。
築城時のものはほぼ無いお城というのが残念ではありますが、金沢城の特徴でもある「白漆喰の壁」「白い鉛瓦」といった特徴的な城は一見の価値ありです。
兼六園の桂坂口と向かい合うようにある『石川門』。1935年(昭和10年)に重要文化財に指定されました。兼六園に近い事から多くの観光客が利用するメインの門となっていますが、実際には金沢城の裏門にあたります。
一の門(高麗門)、二の門(櫓門)、続櫓と2層2階建ての石川櫓(※写真向かって左)で構成された枡形門となっており、最初の門(一の門)を入って右に曲がると二の門があります。
石川門をくぐってすぐに目に飛び込んでくる巨大な建物が『河北門』。
この河北門が金沢城の正門となっていて、石垣は切込接(きりこみはぎ)という技法で620個の石を隙間なく積み上げられています。
2007年(平成19年)に着工し、2010年(平成22年)に130年ぶりに復元されたものですが、写真右にある階段を登って行くと中に入る事も出来ます。
金沢城二の丸の正門『橋爪門』。
1759年(宝歴9年)、1808年(文化5年)、1881年(明治14年)と何度も火災で焼失し、都度再建されてきた橋爪門・二の丸御殿ですが、2015年(平成27年)に134年ぶりに復元されました。
これにより、金沢城三御門(『石川門』・『河北門』・『橋爪門』)が揃い、三の丸一帯の江戸後期の景観が蘇りました。
天守の復元が今後あるのかどうかはわかりませんが、個人的にはいつか復元される事を楽しみにしています。
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池泉回遊式の大名庭園で、加賀藩三代藩主「前田利常」により作庭され、廃藩時まで金沢城内玉泉院丸に存在していた『玉泉院丸庭園』。
玉泉院の名前は、二代藩主「前田利長」の正室「玉泉院(織田信長の四女・永姫)」がこの場所に屋敷を構えた事から名付けられたそうです。
※愛知県の織田信長に関する城や公園
庭園内には発掘調査で斜面を階段状に流れ落ちる落差約7mの4段の滝跡が発見され、江戸時代には二の丸の辰巳用水の水が地中の水路を経て滝の水源になっていた「段落ちの滝」や、坪野石を使った石垣・色紙短冊積石垣などがあります。
玉泉院丸庭園にある休憩所「玉泉庵」では有料ですが抹茶やお菓子を楽しむ事が出来ます。
鶴の丸休憩館の前には壁や石垣に関する案内があります。
切石積み
粗加工石積み
自然石積み
佐久間盛政が築城し、前田利家ら前田家の居城だった事で有名な金沢城。2006年には日本100名城にも選定され、2008年には金沢城跡として史跡に登録されています。
天守がないので【お城】といった印象を持てませんが、134年の時を経て復元された金沢城三御門(石川門・河北門・橋爪門)は見応えがあり、中でも石川門は重要文化財に指定されているので、一度は見ておきたいものです。
すぐ隣にある兼六園と合わせれば、丸一日過ごせるくらい広い敷地&内容なので、金沢観光の際には是非時間を作って足を運びたいおすすめの場所です。