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愛知県犬山市にある『野外民族博物館リトルワールド』。
前半の記事では「イタリア アルベロベッロの家」までを紹介しました。後半はイタリアを後にして、私のリトルワールドの歩き方の最終目的「サーカスを見る」ために、野外イベントステージに向かいます。
中間地点のドイツ・フランス・イタリアを出発してから野外イベントステージまで、サクサク歩いてもおおよそ一時間くらいかかるので、サーカスの開始時間は入口で事前に確認しておきましょう!
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イタリアを後にして最初に現れる(というかイタリアから100mくらいなので見えてる)のが『世界のテント村』。
「中国 モンゴルのテント」「スウェーデン サーミのテント」「シリア ベドウィンのテント」「北アメリカ シャイアンのテント」「モロッコ ベルベルのテント」「ケニア レンディーレのテント」といった各国の特徴的なテントが並んでいます。
が、実際見ても「ん~」という感じ。。。
どちらかと言えばその手前にある動物ふれあい体験の方が楽しいです。動物はヒツジ、そしてリャマがいます(以前は馬もいましたが最近行った時にはいませんでした)。
リャマは元々はペルーとインドネシアの間にある丘の上にいたのですが、そちらが廃止されてここに移動してきたようです。ヒツジ・リャマに餌やりをする事ができ、特にリャマは他の動物ふれあい体験施設ではお目にかかれないので、余裕があれば見ていくと良いと思います。
世界のテント村を抜けるとアフリカゾーンに突入します。
アフリカゾーンの最初は『タンザニア ニャキュウサの家』。
タンザニア南西部の山地に住む農耕民族ニャキュウサ。第一夫人の家・第二夫人の家などがある事からも分かるように、一夫多妻制で複数の妻の家が中庭を囲むように建てられています。
このニャキュウサの家は材料に竹が使われており、家作りに竹を使用するのは東アフリカでは珍しいそうです。夏場にこの建物の中に入ってみると意外と涼しいので、暑いアフリカの中での工夫なのかもしれません。
このニャキュウサの家を覚えておいた上で次のンデベレの家へ向かいます。
タンザニアを抜けた先にあるのが『南アフリカ ンデベレの家』。
南アフリカの内陸部、標高900~1,500mの高地に住む民族で、写真を見てもわかるように家は水性ペンキで色鮮やかな幾何学模様で彩られています。
手前にあった「タンザニア ニャキュウサの家」と比較するとド派手で色使いもアフリカっぽい感じがします。大きな大陸の中に様々な国・様々な民族が混在する場所なので不思議ではありませんが、アフリカといっても色々なんだな、と感じさせられます。
また、ンデベレの家では民族衣装体験が出来ます。
ンデベレの家を抜けると、【リトルワールドと言えば】と言われる施設の一つ、『アフリカンプラザ』があります。
リトルワールドの数ある施設の中でも話題のスポットの一つ『アフリカンプラザ』
何が話題かと言うと、ワニやラクダの肉が食べられる、という事。数ある日本のテーマパーク・飲食店の中でもワニ・ラクダの肉が堪能できるところはあまりないのではないでしょうか?
ワニ・ラクダの串焼き(単品350円、セット600円)の他にもダチョウの串カツ(500円)、ラクダのソーセージ(400円)など、なかなか珍しい肉を食べる事が出来るので、食べた事がない方は是非お試しあれ!
肉を食べた後はすぐ裏にある「西アフリカ カッセーナの家」に向かいます
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アフリカンプラザのすぐ裏に『西アフリカ カッセーナの家』があります。
サハラ砂漠の南に広がるサバンナ地帯で、モロコシなどの雑穀を栽培する農耕民カッセーナの住まい。一夫多妻制度のもとで、ひとつの敷地に兄弟・従妹関係にある男達とその妻が暮らす家です。
敷地は迷路のようになっており、四角い家は男達の家、ひょうたん型の家は妻達の家で半地下式になっています。「タンザニア ニャキュウサの家」もそうでしたが、こちらも建物の中は夏場でも涼しいです。やはり現地の工夫なんでしょうね。
また、子供連れの方であれば子供達はかくれんぼしながら楽しめるスポットです。我が家の子供達は楽しそうに地下に飛び込んでいきます。
これでアフリカゾーンも終了。ここから再度アジアに突入です。
メインストリートから脇道に入り、通路を抜けていった先にあるのが『ネパール 仏教寺院』。
ネパール東部のヒマラヤ山中のタキシンド村に、1946年に建てられたチベット仏教ニンマ派に属する寺院をモデルに復元されたものです。
階段を上がり入口をくぐった先に本堂、左手には民芸品が売られた売店があります。本堂は靴を脱いで上がる事ができ、その中には釈迦如来が安置されています。
ネパールから坂を下ったすぐ先には「インド ケララ州の村」があります。
ネパールから下ってきたすぐ先には『インド ケララ州の村』があります。
また、その敷地内には売店「インド亭」があり、厨房のタンドール(炭焼釜)は現地から輸入したもので、カレーやタンドールチキン(300円)といった本格的なインドカレーが味わえます。
また、その向かいにある「民族品店ケララ」では民芸品と合わせてカレーのスパイスなどの材料も売られています。スパイスから作る本格的なカレー好きな方は覗いてみるのもおもしろいと思います。
続いてはリトルワールドの中でも最新(2018年現在)の施設「トルコ」に向かいます。
2013年3月に15年ぶりに出来た新施設『トルコ イスタンブールの街』。
オスマン帝国時代に建築され、イスタンブールの旧市街にある建物をモデルとして、民家とイスラム学院の二棟を復元したもので、新施設という事もあって建物や敷地内も非常に綺麗です。
また敷地内には売店「イスタンブール」があります。中華料理・フランス料理と並んで『世界三大料理』と言われるトルコ料理。トルコの代表的な肉料理ドネルケバブ(500円)やトルコと言えばのびるアイス、ドンドルマ(300円~)などが味わえます。
のびるアイスを注文すると店員さんがおもしろいパフォーマンスをしてくれるので、お子さん連れのファミリーやカップルの方々は是非注文してみましょう!
トルコを抜けるとタイがあります。ここまで来るとゴールまでもう一息!
トルコを抜けた先には『タイ ランナータイの家』があります。
が、現在(2018年)は工事中で、2019年3月にリニューアルオープンします。現時点ではまだどんな建物・飲食店などが出来るのかわかりませんが、オープンを楽しみに待ちたいと思います。
トルコ・タイを抜けると馴染みのある国『韓国 農家・地主の家』があります。
パッと見は日本家屋に見えますが、韓国の中央部、慶尚北道の山村に1920年代に建てられた農村の家、同山村の地主の家が移築されています。
地主の敷地内は「男女7歳にして席同じからず」という儒教の教えにもとづき、母屋には主人の部屋と夫人の部屋が棟を分けて配置されています。
また、韓国の民族衣装と言えば「チマ・チョゴリ」。その民族衣装体験も出来ます。
韓国を抜けるとついに最後の施設「山形県」です。
右回りの最後の施設『山形県 月山山麓の家』。
日本有数の豪雪地帯、出羽山地の月山山麓にあった農家で江戸中期に建てられたものです。茅葺屋根の非常に大きな家屋で、敷地内の売店「月山」で購入した食べ物を縁側で食べるのも風情があります。
その月山では醤油やみりんでじっくり煮込んだ力こんにゃく(300円)、つや姫だんご(300円)、さくらんぼソフトクリーム(350円)などが売られています。
また、秋には200人分は作れるという大型の鍋を使った「大鍋芋煮&山形地酒祭り」などが開催されます。年末年始などにテレビなどで見かける東北の雰囲気がふんだんに味わえるのも魅力です。
これで私がおすすめするリトルワールドの歩き方の最終目的地「野外イベントホール」に到着です。
冬場の寒い時期はサーカスも行われていませんが、春~秋にかけては様々な国のサーカス団が講演を行っています。サーカスも時期によっては座席が全て埋まってしまうので、開演の15分前くらいには到着すると良いでしょう。
綺麗な空気の山の中を散歩しながら世界の様々な文化や衣食住をさんざん堪能し、最後には世界のサーカスを無料で見られる。なんて素晴らしい施設なのでしょうか!
野外民族博物館リトルワールドの一つ一つの施設、その歩き方について紹介してきました。
ただ、実際に行って体感してみると感じ方は人それぞれですし、リトルワールド側も新規ユーザーの開拓・既存ユーザーの確保の為に様々な工夫を凝らしたイベントを開催しているので、毎回違った楽しみ方が出来ます。
今回紹介したものは一つの指標・目的地の参考にして頂きつつ、自分なりの楽しみ方・歩き方を見つけてもらえたら良いなと思います。
しいて挙げるなら、子供を中心にもっと楽しめる要素をルートの中に盛り込んでもらえるともっと集客&リピーターも増えるんじゃないでしょうか?リトルワールド関係者の方、一緒にに企画するのでご連絡お待ちしております!(笑
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